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【師匠の頭の中】

明け方マイナス10度が当たり前になってきた小淵沢に、師匠に会いに行って参りました。


常々お聞きしたいと思っていたのは、師匠がデザインを起こすまで。

何がスィッチになり、物をどう見て図案化していくのか、言語化するのは難しいかもしれませんが、インタビューしてきました。



録音は1時間半に及び、文字起こししようと思っていますが、まずいつも驚かされるのは、資料がすぐに出てくる事です。これは、どれだけ過去の資料が整理されているかであり、イコールどれだけ頭の中が整理されているかという事でもあります。



そして、全ての作業におけるタスク化です。

確実に田中先生は起きてから数種類のタスクを、毎日、40年間続けていらっしゃるのです。


インタビューの内容は、後日田中先生の絞りを習得なさりたい方のためにまとめていく予定ですが、印象的だった一文を記します。



「好きな形のイメージを僕は常日頃考えている。それこそ起きている間ずっと考えている。そうすると、新聞の写真でも自然の葉でも、何かが自分の目に留まる。そうしたら、その物をよく見る。…感動する。そして、感動したものを一旦置いておくんだよね。自分の意識の外にね。そうするとそれは自分の中で発酵し、最終的に自分というフィルターを通して、他には存在しない自分のスタイルが浮かんでくるんだ」








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